7月31日の米国株市場は主要3指数が上昇。S&P500は0.70%高の7,489.72、NASDAQ総合は1.00%高の25,373.85、ダウ工業株30種は0.53%高の52,485.03で終えた。NASDAQの上げが顕著で、決算期待から急伸したアマゾン・ドット・コムが全体をけん引。ダウは7月として4カ月連続の月間上昇を達成した。取引時間中、オマーン沖タンカー攻撃の報で一時下落するも、決算を手掛かりに買い戻され、地政学リスクへの耐性が示された。
米国債市場では利回りが上昇し、イールドカーブはスティープ化。2年債利回りは4.28%、10年債は4.75%、30年債は5.27%と長期ゾーンの上昇が目立った。2年と10年のスプレッドは47bp、2年と30年は99bpに拡大。タームプレミアムの拡大に加え、利上げ長期化観測が背景。FRBの利下げが遠のくとの見方から、長期債に上乗せ金利が求められている。ただ、株価への悪影響は限定的で、S&P500はプラス圏を維持。一部運用者は短中期ゾーンへの配転を推奨している。
為替ではドル円が7月29日時点で163.68円。その後、米財務省が日本と協調した約10年ぶりの円買い介入をFT紙が報じた。7月31日の水準は未確認だが、介入警戒感から163円台半ばで膠着したとの観測がある。原油は7月27日時点のWTIが84.25ドルと高止まり。中東緊張の高まりが供給懸念をくすぶらせるが、31日の価格は未確認。金相場もデータが得られず未確認。
セクター別はテクノロジー主導で、SOX指数は未確認ながら半導体株も堅調だったと推測される。個別ではバークシャー・ハサウェイが8カ月ぶり高値、トランプ・メディアの新サービス開始も材料視された。
本日の日本市場は、米株高を好感したスタートが想定されるが、為替介入思惑や中東情勢がリスク選好を抑制する可能性がある。特に、為替介入の実効性や規模が明らかになれば、ドル円相場の変動が日本株の輸出セクターに波及し得る。経済指標に乏しいなか、週明けの決算本格化とイラン情勢の進展が焦点となろう。