前日の米国株は主要3指数が揃って上昇。S&P500は前日比+0.62%の7,757.64で終え、最高値を更新した。NASDAQ総合は+1.30%と強く、ダウは+0.28%とやや鈍い。背景として、AI関連株の強さがナスダックを牽引する一方、バークシャー・ハサウェイの底堅い決算がバリュー株の下支えとなったとみられる。もっとも、Hugging Faceへのハッキング報道やイラン情勢など不透明要因は燻る。業種別動向は未確認だが、ハイテク主導の上昇とみられる。
米国債利回りは2年4.19%、5年4.35%、10年4.65%、30年5.19%と、長めの年限で高水準。10年-2年スプレッドは約46bpとカーブはスティープ。長期成長期待やタームプレミアムの上昇を織り込んでいる可能性がある。
ドル円は8月5日時点の東京スポット中心相場が157.54円だが、7日の水準は未確認。WTI原油は8月3日時点で81.96ドル。イランがホルムズ海峡開放に条件を付けるなど中東緊張が高まるが、同日の価格は未確認。金も未確認。
主要決算では、バークシャーがエネルギー・鉄道・製造事業の堅調で保険事業の弱さを補い、利益が増加。グレッグ・アベルCEOがバフェット氏の巨額キャッシュの一部を動かし始めたとの報道もある。その他、ドラフトキングスやフラッターなど予測市場関連企業の決算も公表された。
注目イベントとして、ラスベガスでのBlack HatカンファレンスでAIエージェントへのハッキング事例が報告されたが、テクノロジー株全般は強気ムードを維持。政治面ではトランプ派のブランチ司法長官が上院で僅差で承認された。
日本市場への波及経路としては、米国株高とナスダックの堅調が日本株のハイテク・半導体セクターに追い風。円相場は未確認だが、157円台前後なら輸出採算に好影響。ただし、中東リスクの再燃が原油高を通じたコストプッシュや円の安全資産需要を誘発する可能性には留意すべきだ。米金利のスティープ化がJGBカーブにも波及するか注視される。