7日の米国株市場では、ナスダック総合が前日比1.30%高の26,690.62と上昇を主導し、S&P500は0.62%高の7,757.64、ダウ工業株30種は0.28%高の54,036.93で終了した。ハイテク株中心の買いが優勢となる中、人工知能(AI)関連の支出耐久性を見極めようとする動きが継続し、半導体セクターへの選好が指数を押し上げたとみられる。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の騰落率は未確認だが、ナスダックの相対的な堅調さからセンチメントの強さがうかがえる。一方、金価格も未確認である。
米国債利回りは、2年債4.19%、10年債4.65%、30年債5.19%と、長めの年限で高水準を維持。イールドカーブはスティープ化の様相を呈し、期間プレミアムへの意識が根強いことを示唆する。前日からの変化幅はデータが得られていないが、タームプレミアムを背景に長期金利の上振れ圧力が意識されやすい地合いとみられる。
外国為替市場では、ドル円相場は直近の実測値が8月5日時点の東京スポット中心相場で157.54、同17時時点で157.73と、160円手前での推移が確認されているが、7日当日の水準は未確認である。ユーロドルも同様に、8月5日時点の東京9時で1.153とのデータがあるのみで、直近の水準は得られていない。原油(WTI)は8月3日時点で81.96ドルと6日前の記録にとどまり、中東情勢の緊迫化報道(ホーシー派によるサウジ製油所攻撃主張、イランによる米国との直接交渉否定)を織り込んだ価格動向は不明である。
セクター別動向は詳細が未確認ながら、ナスダックの上昇率が他の指数を上回ったことから、情報技術セクターが相場のけん引役となった可能性が高い。国防関連では、米国防総省が弾薬増産を促す姿勢を示したことが伝わり、関連銘柄への関心を集めた。ただ、決算発表では市場全体を動かすような大型のサプライズは確認されていない。
日本市場への波及経路としては、ハイテク株高の流れが半導体関連輸出株の追い風となり得る一方、長期金利の高止まりは円キャリー取引の巻き戻しリスクをはらむ。ドル円水準が不透明なため為替の方向感は定まらないが、中東リスクの再燃はリスク回避型の円買いを誘発する可能性もあり、注意が必要である。