前日の米国市場概況(2026年8月21日)
21日の米国株は主要3指数が揃って上昇した。S&P500は7,674.37(+0.43%)、NASDAQ総合は26,180.45(+0.43%)、ダウ工業株30種は53,277.01(+0.98%)で、ダウの上昇率が相対的に大きかった。週間ではS&P500が下落しており、金利上昇とインフレ懸念が重石となる中、21日は買い戻しが優勢だったとみられる。等ウェイトS&P500 ETFへの資金流入が1000億ドル規模に達したとの報道もあり、一部主力株への集中が緩む動きが指数を下支えした可能性がある。
米国債利回りは2年4.24%、10年4.74%、30年5.27%と高水準を維持した。2年と10年のスプレッドは50bp、10年と30年は53bpで、タームプレミアムを意識したスティープな形状が続いている。インフレ懸念が長期ゾーンを押し上げる一方、株価は底堅く、リスク選好は限定的ながら崩れていない。
ドル円は8月19日時点で東京市場スポット中心が159.41円、東京17時時点で159.18円と確認されるが、21日の水準は未確認。WTI原油は8月18日時点で86.48ドルと確認されるが、21日の終値は未確認。金価格も今回の情報源では確認できなかった。
セクター別騰落率は確認できないが、半導体関連ではNvidiaがAIチップ搭載サーバーの価格を15%超引き上げる可能性を大口顧客に警告したと報じられており、今後の需要鈍化懸念が意識される。主要企業の決算発表は確認できず、翌週にNvidia決算とWarsh議長のジャクソンホール講演、PCE統計を控えて様子見姿勢が強まった可能性がある。
日本市場への波及経路としては、米長期金利の高止まりとドル円の159円台(8月19日時点)が円安・輸出株支援要因となる一方、高金利によるバリュエーション圧迫が重荷となる。Nvidia決算を控え半導体株は方向感が出にくい。円金利は米金利追随で上昇圧力が残り、JGBイールドカーブのスティープ化が意識されよう。