MORNING BRIEF
2026年9月18日(金) 版

この日のブリーフ

前日の米国市場

9月16日の米国市場は、FOMCが3年ぶりの利上げを決定したことが最大の材料となった。S&P500は7,551.81、前日比0.45%安、NASDAQ総合は25,978.42、同0.01%安と、利上げ決定を受けてハイテク・グロース株の上値が重かった。一方、ダウ工業株30種は9月17日終値で51,778.04、同0.61%高と、翌日に持ち直す動きがみられた。9月16日時点のダウの騰落率は未確認である。SOX指数は報道から水準を特定できないため未確認。半導体関連ではNVIDIAのフアンCEOが来年のチップ販売倍増を見込むと発言したと報じられ、関連銘柄の下支え要因になった可能性がある。

米国債利回りは、9月17日時点で2年債4.67%、10年債4.94%、30年債5.29%と、ターム物は高止まりした。2年10年スプレッドは27bp、10年30年スプレッドは35bpと、スティープ化圧力が残る。短期金利の上昇がハイテク株のバリュエーション重石になったとみられる一方、景気敏感セクターには底堅さも感じられた。CNBCでは10年債利回りが5%に接近する中、5.25%を超えると株価下落が目立つとの指摘があり、今後も金利動向が株式市場の上値を抑える要因になり得る。

ドル円は9月15日時点の東京市場スポット中心相場が154.65円、東京17時時点で154.89円と円安水準にあった。9月16日時点の水準は未確認であり、その後の変動には注意が必要だ。WTI原油は9月15日時点で107.02ドル/バレルと高止まりしていた。9月16日時点の終値は未確認。金はデータがないため未確認。エネルギー高は運輸部門などへの波及が懸念されるとの報道もある。

セクター別騰落率は未確認。個別では、SECが一部プラットフォームでのトークン化株式の発行を認めたことでSecuritizeが急伸したと報じられた。主要企業決算の数字は本データに含まれず未確認。当日の注目イベントはFOMC利上げそのものであったが、今後は中間選挙に向けた税制法案の論戦、AI規制を巡る議会対応、トークン化株式の制度整備などが焦点となる。

日本市場への波及経路としては、米金利上昇とドル円の円安基調が輸出株に追い風となる一方、輸入コスト増や日銀政策への影響も意識される。米ハイテク株の上値が重い場合、日本の半導体関連株にも慎重姿勢が及ぶ可能性がある。

日銀・円金利・JGB

日銀統計に映る円金利環境:資金循環と業態別準備預金から読む需給

9月18日、日銀から資金循環統計速報や業態別日銀当座預金残高、日銀保有国債の銘柄別残高などが公表された。米10年債利回りは9月17日に4.94%へ上昇し、長期ゾーンを中心に金利上昇圧力が円金利・JGB市場へ波及しやすい環境にある。ドル円は9月15日時点で154.65円と円安方向。本稿では、日銀統計と市場データを手掛かりに、円金利とJGB需給への実務的含意を整理する。

5出典
日本株: 個別・セクター・決算

米株まちまち・円安水準と国内の黒字リストラが示す日本株の個別材料

米国株はダウが上昇する一方でS&P500とナスダックが下落し、業種間で方向感が分かれた。9月15日時点のドル円は154円台後半と円安基調。国内ではパナソニックなど製造業の黒字リストラが続き、固定費削減と一時費用が個別銘柄の収益格差を広げる。消費支出配分の変化もセクター選別を促す。

2出典
需給・ポジショニング

東証の個別需給イベントが示す浮動株と信用ポジションの変化

9月16〜17日の東証公表では、新規上場5銘柄の初値前気配運用、上場廃止等決定、監理銘柄指定・解除、制限値幅拡大が同時に確認された。個別株の浮動株需給と信用・裁定ポジションの変化が焦点。米株は9/16にS&P500が0.45%安、9/17にダウが0.61%高とまちまちで、米10年債利回りは4.94%。ドル円は9/15時点154.65円。

12出典
各国マクロ

米国株まちまち、米長期金利高止まり、中東地政学リスクとAI競争が交錯するグローバルマクロ

米国株は9月16日のS&P500が7,551.81(-0.45%)、NASDAQが25,978.42(-0.01%)と頭打ちとなる一方、9月17日のダウは51,778.04(+0.61%)と上昇。米10年債利回りは4.94%、30年は5.29%と長めの金利が高い。ドル円は9月15日時点154.65。WTIは107.02ドル。FT紙はウォール街の取引収益伸び鈍化、サウジへのF-35輸出承認、フーシ派攻勢によるサウジ動揺、中国AI開発加速などを報じる。地政学リスクと金融収益の循環的減速、AI投資の構造的拡大が交錯する。

4出典
米金融政策・米金利

3年ぶり米利上げが変える日本の投資環境——円金利と日本株への波及

FRBが3年ぶりに利上げを実施した。9月17日時点の米国債利回りは2年4.67%、10年4.94%、30年5.29%と高水準。ダウは翌日反発したがS&P500は利上げ日に小反落。円ドルは9月15日時点154円台で、日本の投資家は米金利上昇とドル高再燃に備える必要がある。

5出典